京都撮り歩き(108)洛中の西本願寺を巡る

 今日の京都撮り歩きは前週の東本願寺から、数分で行く事ができる、「西本願寺」をご案内します。東本願寺の時に、本願寺の分割について、理由をいくつかご説明しましたので、省略いたしますが、秀吉の意図は歴史的にも興味の多い、事項でしょうか。こちら西本願寺も、巨大な伽藍に圧倒されます。

 信長が徹底的に排除を試みた、本願寺を、部下の秀吉は本願寺保護をした理由はなぜだろうという疑問があります、「不死身」を願う秀吉の気持ちを、阿弥陀様に託したからとも、信長と異なり、武家出身でなく、一般民衆出身だからともいわれています。秀吉と家康が一向宗を恐れないのには、市のど真ん中に用地を提供することが証明しています。(参考資料*)

 西本願寺は東山大谷に廟を建てたのが始まりで、秀吉の時代に寄進された、この地に移ったとされる。家康も東西に分割はしたが、存続を続けることで、民心を安定させたとされる。

 西本願寺の見所は巨大な伽藍のほかに、いくつかあります。先ず、国宝の「唐門」、書院の「白書院」と「黒書院」能舞台渡り廊下、そして、京都三閣(金閣・銀閣)の一つ「飛雲閣(滴翠園)」と洛中三大公園の「虎渓の庭」です。西本願寺の内覧は「唐門」以外はその日に行って、すぐ、拝観できません、宗教的行事がない限り、毎日見学可能です。事前に申し込み、僧侶の随行と案内により、拝観可能です。

 詳細は下の資料または西本願寺のHPにしたがって、手続きを済ませ、ご覧になる、必要があります。筆者も事情を知らずにいって、未だにみることができません。今後の愉しみのひとつに残しています。門の好きな筆者は内外から、しばし、佇んで蜘蛛が貼らない「唐門」を眺めていました、幸い、望遠にて、「飛雲閣」も外観が撮ることができ、大満足で、東本願寺の渉成園に行った記憶があります。

 なお、拝観できなかった、書院、能舞台他は公式HPが詳しく載せていますので、申し込み前に事前にご覧ください。いくつか写真を拝借しました。スライドをご覧ください。

 *参考資料 「京都格別な寺」宮本著、「京都図鑑」(飛雲閣(滴翠園)パブリッシング編


「西本願寺全景」です。写真右方向が東本願寺です。烏丸通りまで、徒歩5分程度です。
唐門側から入り、境内を歩いて、御影堂他を巡りました。

今日の自社データ




「西本願寺御影堂」です。こちらも、巨大な木造建築物です。
詳細はスライドをご覧ください。

「国宝の飛雲閣」です。金閣・銀閣と並ぶ京都三閣の一つです。

「国宝唐門」です。あいにくの雨ですが、緻密な彫刻に驚きます。
聚楽第の遺構といわれています。
境内から見る御影堂門、阿弥陀堂門です。手水舎も忘れずにご覧ください。
東本願寺と同じ広大な敷地でその他建物はスライドをご覧ください。




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