京都撮り歩き(109)京都市外の延暦寺を巡る

 今日の 京都撮り歩きは京都市外にある、延暦寺をご案内します。延暦寺は京の都の北東の鬼門に位置し、京都の北、滋賀県との県境にある、比叡山の山中にあります。「東塔、西塔、横川」の「3等16谷」にそれぞれ、独立した山岳伽藍を持ち、比叡山全体が延暦寺の境内となっています。高野山、恐山とともに、日本の三大霊山の一つといわれています。又、日本の仏教の名僧、法然、親鸞、栄西、日蓮もここ、延暦寺で修行し、在野したといわれています。

 延暦寺へのアクセスルートは大きく、3つあります。どのルートを使うか、検討が大事ですが、いずれも東塔バス停を目標に行くルートで、西塔、横川ヘ足を延ばす場合は、東塔バス停からのシャトルバスを利用することになります。アクセスは①京都側(叡山電鉄八瀬比叡山口よりケーブルとロープウエイ)と、②滋賀側(京阪坂本駅からケーブルカー)からの2ルートとドライブウエイを使う、車、バスでのルートがあります。京都駅からも直通バスが出ております。

 ここ、延暦寺へのアクセス時間は重要で必ず、事前にルートと時間をお調べください。筆者は車で登りましたが、東塔エリアの見学だけで、西塔、横川にを巡ることは時間的に厳しいので、省略しました。(冬季はバス運行に特に注意)

 今回は、東塔エリアを中心に今回はご案内いたします。東塔エリアの見所は7箇所あり、いずれも徒歩で巡ることができ、凡そ、所要は2時間あれば、可能でしょう。

都の鬼門を守る、延暦寺の「座主」は歴代、皇族や摂関家が就き、巨大な権勢と多くの僧兵をかかえ、台頭した武士の進出を阻んできました。また、総合教育機関としての役割も果たし、仏教史にか輝く名僧と高僧を輩出した、聖山です。東塔には最澄が灯し1200年間守られいる「不滅の法灯」もあります。

 その力を拒み焼き、討ちを命じたのは織田信長であることはご存知でしょう。現在ある、伽藍はいずれも、豊臣家と徳川家の寄進により、復興されたものです。(*参考資料)

    *参考資料 「京都格別な寺」 宮元健次著 「京都の空間意匠」清水著 他

    「歴史地図本」がお勧め資料です。


「東塔全景」です。全て徒歩圏です。西塔と横川へはバスを利用

「東塔案内図」です。徒歩で所要1時間半ぐらい。国宝殿も忘れずに、


今日の寺社データ



「根本中堂(国宝)」です。この中に本尊と「不滅の法灯」があります。
          詳細はスライドをごらんください。

「文殊楼(重文)」です。この位置は「根本中堂」の撮影ポイントです。

こちらが「大講堂」です。その他建造物はスライドをご覧ください。

「東塔」です。新しい多宝塔でした。



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