続自由時間のクラシック(498) 不滅の巨匠100から巨匠Pierre Boulezを聴く

 今日の続自由時間のクラシックは現代曲の作曲家でもある、アメリカのクリー-ヴランド管弦楽団の常任客演指揮者の「Pierre Boulez」のアルバムをいくつか選んで聴いてみることにします。これまでの指揮者は個人的にはある程度、情報を掴んでいましたが、今日の「Pierre Boulez」については不滅の巨匠といわれるには、情報が少ないひとで、いくつかの指南書を読み直して、経歴、作品、アルバムなどを調べてみました。アメリカ以外にも多くのオーケストラで指揮した履歴が残っています。

 何度か来日しておられています。最近、90歳で亡くなられ、ニュースで採りあげられたことを覚えています。フランス人で、現代曲の作家でもあり、ジョージ・セルの後任で、クリー-ヴランド管を一層魅力的なオーケストラに育てたことで、知られています。プロの評価が高いのは自作自演の「Le Marteau Sans Maître 」といわれています。難解で、最後まで聞き通すのが困難な曲でしょうか、ブログを書きながらなんとか聴きとおしました。

 アメリカに拠点を移したのはフランスの音楽政策に異を唱えたからとありますが、ラヴェル、ドビュッシー、ストラヴィンスキーの作品から、限られた作品を何度かに亘って、演奏される指揮者でアルバム数も多くない指揮者です。手許も20枚とすくない。やはり、フランスの作曲家の作品が名指揮で評判ですが、ブルックナーやマーラーの交響曲も有ります。

 人となりはウキペデアが詳しいですが、現代音楽の作曲活動は難解で筆者には音楽知識が不足していることを再認識しました。作曲作品と指揮活動はウキペデアに、年度毎に、詳しくか書かれています。一読ください。「主な録音としては、1960 - 70年代のストラヴィンスキーやバルトークの録音、1990年代に入ってからのマーラーやラヴェルなどの録音が挙げられる。二度にわたって全集制作をおこなったヴェーベルンの再評価にも尽力した。」と有ります。

「彼は力点を作曲家においている、指揮者といえます。」ともいわれています。また、「1976年のバイロイト音楽祭についてただ通すだけで、音楽的な注文はまったくありませんでした。しかも振り間違いすらする始末。準備が足りず、自分だけのために練習しているような印象を受けました。」と厳しく批判している日本人の演奏家のコメントが残っています。

 Youtubeで検索した結果を下に記します。25点ほど選んでみました。まだまだありそうです。難解な曲をさけ、比較的新しい演奏からフランス人作曲家のAlban Berg, Debussy & Stravinsky」、Debussy La Mer Pierre Boulez」、Stravinsky: The Firebirdと「 Ravel: Boléro, M.81」の4点を選んで聴いてみることにします。

今日のお勧め曲

公開日                        2021・11・04

演奏家名                         Pierre Boulez

読み                           ピエール・ブーレーズ

音源                            Youtube

出生地:                       フランス共和国、モンブリゾン

死亡:                          2016年1月

分類                             指揮者(作曲家)

知名度                           不滅の巨匠 

クラシック不滅の巨匠 100 2008の推薦曲

ストラヴィンスキー 春の祭典、ペトルーシュカ

シェーンベルグ ペレアストメリザンド

シェーンベルグ 管弦楽のための協奏曲

シェーンベルグ 歌劇モーゼとアロン

ドビュッシー 海、牧神の午後への前奏曲、管弦楽のための映像

自作 ル・マルト-・サン・メートル

人となりウキペデアより ピエール・ルイ・ジョゼフ・ブーレーズ(ブレーズ、ブゥレーズとも表記される、Pierre Louis Joseph Boulez、1925年3月26日 - 2016年1月5日)は、フランスの作曲家、指揮者。初期にはヴェーベルンの極小セリー形式から出発。シェーンベルクの音楽に対しては次第に批判的となる。また、後にはドビュッシーやストラヴィンスキーの再評価に努めた。詩人では最初にルネ・シャールを取り上げるが、後にはステファヌ・マラルメによる作品を書き、指揮活動としても徐々に前の時代の作曲家へと遡って評価する姿勢が見られる。

推薦図書

私だけのクラシック1001 宮城谷

レコ芸500 2017

クラシック不滅の巨匠100 2008 ◎

クラシック不滅の名盤2007

名盤鑑定百科各篇 吉井

私だけのクラシック1001 宮城谷

200CD指揮者とオーケストラ

手許CD(約20) 詳細は下記リスト

Youtube検索結果より 

Schoenberg: Verklärte Nacht, Op.4 - Boulez. ★★★

Mahler - Symphony n0.2 - Resurrection (Boulez - Damrau, Lang) ★★

Gustav Mahler - Symphony no. 6: Pierre Boulez conducting the LSO in 2000

GUSTAV MAHLER Symphony No 7 in E minor(Rondo Finale) PIERRE BOULEZ

Mahler Symphony No. 8 (Boulez/Berlin Staatskapelle Orchestra)

Pierre Boulez & Chicago Symphony Orchestra: Alban Berg, Debussy & Stravinsky ★★

[Concerto] Berg, Violin Concerto [Akiko Suwanai, Pierre Boulez, 

     Gustav Mahler Youth Orchestra

Pierre Boulez – Le Marteau Sans Maître (1954) ★★★

Anton Bruckner - Symphony No. 8 in C minor

      (Pierre Boulez & Vienna Philharmonic Orchestra)

Pierre Boulez : La Nuit transfigurée opus 4 d’Arnold Schoenberg★★

Debussy - Trois Nocturne (Vienna Philharmonic, Pierre Boulez)

New York Philharmonic Debussy La Mer Pierre Boulez ★★

Pierre Boulez, Répons - Ensemble intercontemporain - Matthias Pintscher

Stravinsky "Rite of spring" - Pierre Boulez (1969, from LP) 

Stravinsky: The Firebird ★★

Ballet - Stravinsky Le Sacre du Printemps - P Boulez Orch de Paris 2002

Pierre Boulez, Structures I & II (Kontarsky/Kontarsky)

Pierre Boulez - Piano Sonata no. 2 (1947-48)

Ravel: Piano Concerto for the left hand / Aimard - Boulez - Berliner Philharmoniker

Ravel: Daphnis et Chloé, M. 57 / Première partie   ★★

Ravel: Boléro, M.81 ★★

Ravel: La valse, M. 72 - Choreographic poem, for Orchestra - La valse ★★

Pierre Boulez, Maria João Pires – Mozart: Piano Concerto No. 20,

      K. 466: II. Romance (excerpt)

MOZART nº 27 K.595_ Alicia de Larrocha - Pierre Boulez (LIVE 1972)

Mozart: Piano Quartet No. 1 in G Minor, K. 478 - 1. Allegro (Live At Pierre Boulez Saal)

是非追加検索ください。

演奏家追加情報(レコード会社情報より) 1925年、仏モンブリゾン生まれの作曲家/指揮者。パリ音楽院でメシアンに学び、46年ジャン・ルイ・バロー劇団の座付き作曲家・指揮者となる。戦後を飾る数々の傑作を作曲する一方、指揮者としても台頭著しく、59年に南西ドイツ放送響の常任指揮者となり、66年からバイロイト音楽祭に進出。71年から6年間ニューヨーク・フィルの音楽監督。透徹したスコア読みにより、斬新な音楽を聴かせる。代表作は『ル・マルトー・サン・メートル』ほか。70年代、パリにIRCAM(音響・音楽の探究と調整の研究所)を創設、科学の最先端技術を作曲や演奏の世界と結び、現代音楽の潮流を作った。2016年1月5日、居住する独バーデンバーデンで死去。90歳没


「Boulez 手許リスト」です。古い演奏で手許もわずかしかない様です。

「Chicago Symphony Orchestra: Alban Berg, Debussy & Stravinsky」です。
シカゴ饗も指揮されています。

「Debussy La Mer」です。NYフイルでの指揮です。

Stravinsky: The Firebird」です。こちらはウイーンフイルでの指揮です。

Ravel: Boléro, M.81」です。おなじみの曲ですがいかがでしょうか


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