名作をYoutubeで聴く(52) 古典作品の徒然草を聴く

  今日の名作をYoutubeで聴くは吉田兼好の書いたとされる、随筆の名作「徒然草」を聴いてみることにします。昨年11月から、この1年間で2度の入院(2週間と1週間)を経験しました。体力が戻った時の病院の退屈さを聞いていたので、タブレットPCとUSBメモリを持ち込んで、手許のクラシック、ジャズ、陶芸、などの音源と映像を見る事が出来、退屈が和らぎました。このときは、朗読作品を持っていくことを忘れていました。退院したら、HDD内を整理すべきと思っており、このシリーズを作ることにしました。

 筆者のように短期間の入院の場合は耐えられるが、長期間の入院をされている方の愉しみの一つにYoutbe で検索すると、イヤホンで聴ける、この朗読ブログが役立てばと思います。最近は、病院も無料ワイハイが普及して、手軽にインターネットを愉しめる時代になりました。お役に立てばと思います。

 今日の「徒然草」の第1段はどなたもご存知の名文ですが、webの解説では「内容は、人生論あり、友情論あり、思わず笑ってしまう失敗談あり、辛口の人間批評や政治批評あり、ことわざのようなキラリと光る警句あり、歴史上の人物の逸話あり…バラエティ豊かです。」とあります。

 ウキペデアによると、「『徒然草』に記された教訓は町人などにも親しみやすく、身近な古典として愛読され、江戸期の文化に多大な影響を及ぼした。「大根の 武者これ屈強の 功の者」(大根の精霊が武者となって筑紫の押領使を助ける段。「功の者」と「香の物」をかけている)など川柳も作られた。こうして『徒然草』は古典となり、文学史上の位置が確定した。写本は江戸時代のものが多く、室町時代のものは非常に少ない。」と有ります。「序段を含めて243段」から成る。文体は和漢混淆文と、仮名文字が中心の和文が混在している。随筆です。

 青空文庫(寺田虎彦 徒然草の鑑賞 でも読むことが可能です。手許のCDは水上勉の解説による、100段に抜粋されていますが、1段が短いので、つい、聴きいってしまいます。Youtubeで検索すると、現代語訳版がいくつか出ています。37万回も視聴回数がある、朗読も公開されています。

 受験も関係ない現在、本当の面白さが味わえる様です。今日は水上解説を聴きながら、ブログをまとめましたので、語り部のお名前がわからない「徒然草( 1 / 2、2/2 )」を聴いてみることにします。全段を読むには「朗読『徒然草』 吉田兼好 作 佐藤春夫 訳」(4時間半)がお勧めです。

Youtubeで聴く徒然草

公開日                       2021・11・27
作品名前                         徒然草
作家名                        吉田兼好
読み                          つれづれぐさ
音源                         Youtube
出生地:                         ー
死亡:                         ー
分類                          古典・中国

諸本
正徹本系統
(伝)東常縁自筆本系統
細川幽斎本系統
烏丸光広本系統
② 青空文庫
寺田虎彦 全集
徒然草の鑑賞
絵画
土佐光起、住吉具慶・如慶、海北友雪といった当時一流の絵師の筆による絵巻、画帖が現存
上杉家には六曲一双の『徒然草図屏風』(上杉屏風徒然草[7])が現存
ウキペデアより抜粋 『徒然草』は、吉田兼好が書いたとされる随筆。清少納言『枕草子』、鴨長明『方丈記』とならび日本三大随筆の一つと評価されている。作品の名にもとられる書き出しの「つれづれ」(徒然)は「やるべき事がなくて、手持ち無沙汰なさま」を意味する。「つれづれなり」と「よしなしごと」や、「書き付く」は先行する文学にも用いられている組合せであり、作品および自己を卑下する謙遜の辞であることが知られています。

手許CD(1) 寺田農/朗読、水上勉/解説
Youutbe検索結果

徒然草( 1 / 2、2/2 )(ポプラ社の21世紀によむ日本の古典)視聴39万回
【耐久版】徒然草の冒頭朗読|暗記・暗唱|兼好法師/吉田兼好
『徒然草』兼好法師 序段・第一段|原文・現代語訳 朗読 15回
朗読『徒然草』(①/4) 吉田兼好 作 佐藤春夫 訳 (序~60)2/4-4/4まであり、
     全段聴けそうです。

作品補足事項 成立については、室町幕府の九州探題である今川貞世(了俊。兼好の弟子の命松丸と親交があった)が、兼好の没後、草庵に残っていた原稿を編纂したと言われてきたが、疑わしい。国文学者橘純一は、鎌倉時代末期、1330年8月から1331年9月頃にまとめられたとし、長く有力説とされてきた。この説によれば南北朝の争乱以前に中年期の兼好が著したことになるが、異論もある。現在は長年書き溜めてきた文章を1349年頃にまとめたとする説も有力になっている。兼好の思索や雑感、逸話を長短様々、順不同に語り、隠者学の位置に位置づけられる。兼好が歌人、古典学者、能書家などであったことを反映し、内容は多岐にわたる。


「徒然草の手許CD」です。100段ほど入っています。解説は水上勉

「徒然草( 1 / 2、2/2 )」です。
2巻で構成され、非常に聞きやすい、語りです。お勧めです。

「朗読『徒然草』 吉田兼好 作 佐藤春夫 訳」です。
全段聴くことが出来そうです。

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