続自由時間のクラシック(495) 不滅の巨匠100から巨匠Claudio Abbadoを聴く

 今日の続自由時間のクラシックは今週から巨匠シリーズとして、不滅の巨匠100人の中で、大巨匠以外の、指揮者・鍵盤楽器、弦楽器、管楽器、声楽家の75人を順次聴いていく予定です。巨匠の指揮者第1番に「Claudio Abbado」のアルバムをいくつか聴いてみることにします。

 日本のプロの評論家は余り、高い評価をしない、指揮者のひとりですが、なぜか、個人的には、大好きな指揮者で、訃報を聴いたとき、がっがりした記憶があります。活躍する舞台を大別すると、ミラノ・スカラ座時代、ロンドン時代、ウィーン時代、ベルリン・フィル時代ベルリン・フィル退任以降となりますが、オペラから、交響曲、管弦楽曲、協奏曲他多岐にわたる膨大なアルバムが残っています。

 手許には70枚を超えるアルバムがあるようですが、ロンドンフイル、ウイーンフイル、ベルリンフイル、ルツエリン音楽祭で、それぞれ、指揮したアルバムはかなりの量がYoutubeで検索できます。今日の検索は、先ず視聴回数の多い順、次に20分以上のアルバムに絞って、検索してみました。意外にベルリン・フィル退任以降のアルバムが高い視聴回数を得ています。ベルリンフイル時代のアルバムはデモ程度(著作権の関係か)の短いアルバムが多いようです。

 「人となり」はウキペデアが詳しいので、一読ください。逸話をいくつかピックアップしてみると、「1959年に指揮者デビューを果たした後、カラヤンに注目されてザルツブルク音楽祭にデビューする。ベルリン・フィルやウィーン・フィル、シカゴ、ドレスデンなどの桧舞台に早くから客演を重ね、確実にキャリアを積み重ねていく。」と指揮者の階段を昇って、オーケストラの最高峰のベルリンフイルの指揮者になっています。

 また、「ベルリン・フィル辞任後も新たな活動を続けていた。2003年以降はルツェルン祝祭管弦楽団などや、自身が組織した若手中心のオーケストラ(マーラー室内管弦楽団、モーツァルト管弦楽団等)と活動することが多かった。ベルリン・フィルへも定期的に客演を行っているが、ウィーン・フィルとは、同団特有のローテーション制(リハーサルと本番で違う奏者が出てきたりする)に関する意見の相違から、疎遠となっていった。」とあります。

 「2006年にルツェルン祝祭管弦楽団と来日、ルツェルン・フェスティバル・イン・東京の一環としてサントリーホールにてオーケストラ公演が行われた。夏のルツェルンにての公演でも高い評価を得ていたブルックナー交響曲第4番の演奏がとりわけ評判となった。」ともいわれています。

 やはり、ベートヴェン、マーラー、ブルックナーの交響曲がかなりの数で、アルバムが揃っています。今日はYoutubeで検索した、膨大なアルバムから、普段、聴くことの少ない、最近の作品から、「Bach Brandenburg Concertos」、「Mahler - Symphony No.5」、「Yuja Wang: Prokofiev - Piano Concerto No. 3」と「Stravinsky, The Firebird」の4点に厳選して聴いてみることにします。ベートーヴェンの交響曲は同じ曲をオーケストラを対比して聴くこともできそうです。

今週から、毎週、5人のペースで指揮者、鍵盤楽器奏者、弦楽器奏者他を週替りで、不滅の巨匠75人を聴いてまいります。いい曲がありましたら、Youtubeに曲名をコピー&ペーストすれば、手軽に聴く事ができます。

 統計をみると、おかげ様で、このブログは世界中で14万回を超える、視聴回数を得ているようです。

今日のお勧め曲

公開日                  2021・11・01

演奏家名                   Claudio Abbado

読み                     クラウディオ・アバド

音源                      Youtube

出生地:                   イタリア・ミラノ

死亡:                    2014年1月

分類                       指揮者

知名度                    不滅の巨匠 

クラシック不滅の巨匠 100 2008の推薦曲

ベートヴェン交響曲全集 ベルリンpo

モーツアルトピアノ協奏曲第20番、24番 pfゼルキン

ヴェルデイ オペラ アイーダ

ヴェルデイ オペラ シモン・ポッカネグラ

ロッシーニ ランスへの旅

人となりウキペデアより抜粋 クラウディオ・アバド(またはアッバード、Claudio Abbado], 1933年6月26日 - 2014年1月20日)は、イタリア・ミラノ出身の指揮者。1990年、マゼールなど他に様々な有力指揮者らの名前が挙がった中、カラヤンの後任として選出されベルリン・フィルハーモニー管弦楽団芸術監督に就任し、名実共に現代最高の指揮者としての地位を確立した。ベルリン・フィルとの組み合わせでの初来日は1992年(同行ソリストはムローヴァ、ブレンデル)。同芸術監督には2002年まで在任した。アバド時代のベルリン・フィルについて、アバドの音楽的功績や指導力については評価は様々である。在任年間のベルリン・フィルとの録音として、ベートーヴェン交響曲全集(2回目・3回目)や、ヴェルディのレクイエム、マーラーの第3番、第5番、第8番、第9番、ワーグナー管弦楽曲集、等々がある。現代音楽もいくつか録音されている。

推薦図書

私だけのクラシック1001 宮城谷

レコ芸500 2017

クラシック不滅の巨匠100 2008 ◎

クラシック不滅の名盤2007

名盤鑑定百科各篇 吉井

私だけのクラシック1001 宮城谷

200CD指揮者とオーケストラ

手許CD(約70) 詳細は下記リスト

Youtube検索結果より 

J.S. Bach Brandenburg Concertos 1 - 6, Claudio Abbado ★★

Giovanni Battista Pergolesi "Stabat Mater"(1736)

Gustav Mahler: Symphony No. 2 "Resurrection" 

     (Lucerne Festival Orchestra, Claudio Abbado)

Mahler - Symphony No.5 - Abbado - Lucerne Festival Orchestra 2004 ★★

Gustav Mahler: Symphony No. 1 (Lucerne Festival Orchestra, Abbado)

Mendelssohn - Hebrides Overture (Fingal's Cave) (Abbado)

Brahms: Hungarian Dance No. 5 / Abbado  Berliner Philharmoniker

Mendelssohn: Wedding March / Abbado  Berliner Philharmoniker

Yuja Wang: Prokofiev - Piano Concerto No. 3 in C major, Op. 26 

     (Claudio Abbado, LUCERNE FESTIVAL) ★★

Rossini La Gazza Ladra Overture - WPH NJK 1991 - Abbado

Claude Debussy: La Mer (Lucerne Festival Orchestra, Claudio Abbado)

tchaikovsky eugene onegin; polonaise berliner phil 卢claudio abbado

Abbado, Mendelssohn-Bartholdy Symphony No.4 "Italian" in A major Op.90

Mahler - Ruckert-Lieder : Ich bin der Welt abhanden gekommen 

     | Claudio Abbado | Lucerne 2009

Brahms Ein deutsches Requiem - Op 45 Abbado

Claudio Abbado - Tchaïkovsky - Symphonie n°6 "Pathétique" - Intégral -★★

Mozart "Piano Concerto No 20" Rudolf Serkin/Claudio Abbado

Mozart: Symphony No. 29 in A Major, K. 201

      (Berliner Philharmoniker, Claudio Abbado)

Brahms Symphony No 2 Abbado Berliner Philharmoniker 1992 Movie Live

Titan Symphony (Claudio Abbado & London Symphony Orchestra live in Japan)

Firebird Suite (Claudio Abbado & London Symphony Orchestra live in Japan) 

Beethoven Symphony No 3 in E♭ „Eroica“ Claudio Abbado

Claudio Abbado : Stravinsky, The Firebird ★★

指揮者クラウディオ・アバド追悼 Claudio Abbado 

     ロッシーニ「ランスへの旅」(2-1) 1989年10月30日東京文化会館でのライヴ

指揮者クラウディオ・アバド追悼 Claudio Abbado ロッシーニ「アルジェのイタリア女」

     (2-1) 1987年9月28日ウィーン国立歌劇場でのライヴ

Ludwig van Beethoven - Symphony no. 7: 

      Claudio Abbado conducting the LSO in 1977

他多数あります。追加検索ください。

演奏家追加情報 楽曲解釈は知的なアプローチをとるが、実際のリハーサルではほとんど言葉を発さず、あくまでタクトと身体表現によって奏者らの意見を募る音楽を作っていくスタイルだという(エマニュエル・パユなどの証言)。同郷のピアニストマウリツィオ・ポリーニや、作曲家ルイジ・ノーノとの長きにわたる交友関係でも知られる。また、マルタ・アルゲリッチとも多くの録音がある。原典版の「禿山の一夜」や「ボリス・ゴドゥノフ」やショスタコーヴィチ版の「ホヴァーンシチナ」のレコーディングを行うなど、ムソルグスキーフリークとしても有名である。


「手許Abbadoリストです。」です。
10数年まえ、図書館めぐりして、収集したようです。

「Bach Brandenburg Concertos 1 - 6」です。
珍しい、高い視聴回数(360万回)のアルバムがみつかりました。

「Mahler - Symphony No.5」です。
マーラーはいかがですか
5番以外も揃っています。
         
 Prokofiev - Piano Concerto No. 3」です。
実力NO.1のユ・ジャワンの演奏アルバムです。


「Claudio Abbado : Stravinsky, The Firebird」です。
こちらもいかがでしょうか。オペラもいくつか愉しむことができそうです。




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