続自由時間のクラシック(496) 不滅の巨匠100から巨匠Daniel Barenboimを聴く

 今日の 続自由時間のクラシックはピアニストと指揮者の両方で名演奏を残している、若い頃から、天才振りを発揮して、まるで、モーツアルトの再来といわれている。「Daniel Barenboim」のアルバムいくつかを選んで聴いてみることにします。イスラエルの国籍を持つ、ユダヤ人であります。独特のユダヤ系の音楽家との結びつきが強い演奏家でアルバムも数多く残しています。ピアニストとしてはベートーヴェンのピアノソナタ全曲を21歳で弾くという実力がある人です。

指揮者としては、シカゴ饗、ミナロスカラザ菅、パリ管、ドイツシュターツカペレの指揮者として重責を果たしつつ、ベルリンフイルをはじめ、ヨーロッパの主なオーケストラの指揮、ピアノ演奏など、膨大なアルバムが残っています。「手許には古いアルバムですが、指揮者として80枚とピアノ曲が25枚ぐらい揃っていますので、充分満足ですが、Youtubeで最近の演奏を中心に検索した結果が下の表のとおりです。

 中には600万回を超える視聴回数を超えるアルバムもあり、人気のほどがよく分かります。紙面の関係で、20分以上の交響曲、協奏曲、室内楽、ソナタ曲の順で整理しています。短い曲も随分あり、多くの名曲が聴くことができます。是非追加検索ください。「人となり」はウキペデアが非常に詳しいので、是非一読ください。

 いくつかピックアップしてみますと「その国籍にもかかわらず、リヒャルト・ワーグナーやリヒャルト・シュトラウスのようにイスラエル政府から「ナチス寄り」と認定された作曲家の解釈に本領を発揮しているが、これはバレンボイムがフルトヴェングラーに私淑し、その後継者たらんとしてきた姿勢によるだけでなく、ヤッシャ・ハイフェッツやロリン・マゼール、レヴァインなどのアメリカのユダヤ系音楽家、あるいは同じくユダヤ人のショルティが、一般に新ドイツ楽派を得意のレパートリーとしている風潮とも合致している」とあります。

「一方で民族的出自であるロシア物のレパートリーは、同じく他国で生まれたユダヤ系ロシア人であるバーンスタインやアンドレ・プレヴィンに比べても、さほど比重が大きくない。ベートーヴェンやブラームス、ブルックナーの交響曲を得意とする。」ともあります。ユダヤ人同士の民族間の結びつきを大事にする演奏家でしょうか。現在の中近東の諸国とイスラエルの関係は複雑で、容易に解決出来ない問題でしょうか。

 今日は手許のブルックナーの5番を聴きながらブログをまとめましたので、膨大な名曲名盤からベートーヴェンの新しい演奏作品を選んで、「Beethoven - Symphony No. 7」、Beethoven Piano Concerto # 4」、「 Beethoven: Violin Concerto」と「Beethoven: Triple Concerto」の4点を選んで聴いてみることにします。なお、ベートーヴェンのピアノソナタ全集は全曲(ミックスリスト)聴けそうです。

今日のお勧め曲

公開日                       2021・11・02

演奏家名                       Daniel Barenboim

読み                          ダニエル・バレンボイム

音源                            Youtube

出生地:                      アルゼンチン  ブエノスアイレス

死亡:                           ー

分類                          指揮者(ピアニスト)

知名度                         不滅の巨匠 

クラシック不滅の巨匠 100 2008の推薦曲

ベートーヴェン ピアノソナタ 全集

ベートーヴェン ピアノ協奏曲全集

ブルックナー 交響曲全集

ワーグナー オペラ トリスタンとイゾルデ

ワーグナー オペラ タンホイザー

人となりウキペデア他より ダニエル・バレンボイムは、アルゼンチン出身の、ユダヤ人ピアニスト・指揮者。現在の国籍はイスラエル。ベートーヴェンのピアノソナタ全32曲の録音を2020年現在までに5回残している唯一の現役ピアニストである。ロシア出身のユダヤ系移民を両親として生まれる。少年時代から音楽の才能を表し、1950年8月まだ7歳のうちにブエノスアイレスで最初の公開演奏会を開いてピアニストとしてデビュー1952に家族を挙げて、アルゼンチンからイスラエルに移住

推薦図書

私だけのクラシック1001 宮城谷

レコ芸500 2017

クラシック不滅の巨匠100 2008 ◎

クラシック不滅の名盤2007

名盤鑑定百科各篇 吉井

私だけのクラシック1001 宮城谷

200CD指揮者とオーケストラ

手許CD(約70) 詳細は下記リスト 別途鍵盤楽器リストに約20枚

Youtube検索結果より 

Sinfonía Nº 3, en Mi bemol mayor, Op. 55 “Eroica”. Ludwig van Beethoven

Beethoven - Symphony No. 5 (Proms 2012)

Beethoven - Symphony No. 6 (Proms 2012)

Beethoven - Symphony No. 7 (Proms 2012) ★★

MOZART~ Sinfonia Concertante , K.364 - DANIEL BARENBOIM/Staatskapelle Berlin

Tchaikovsky:Waltz of the Flowers-Daniel Barenboim

DANIEL BARENBOIM ~ Beethoven Piano Concerto # 4 - 

     Wienerphilharmoniker - 2010★★ 

Sibelius Violin Concerto - Maxim Vengerov, Daniel Barenboim, Chicago S.O. (CSO)

Itzhak Perlman – Beethoven: Violin Concerto

      (with Daniel Barenboim, Berliner Philharmoniker) ★★

Jacqueline du Pré - Dvořák Cello Concerto – London Symphony Orchestra

      cond. Daniel Barenboim ★★

Brahms - Cello Sonata No.1 in E minor, Op. 38 ★★

Ravel: Boléro – BBC Proms 2014

Brahms Piano concerto No 2 (Barenboim - Celibidache)

Wagner - Tristan und Isolde (Barenboim, Ponnelle, 1983)

      (complet - ST de-fr-eng-esp)★★

The 32 Beethoven's piano sonatas - Barenboim from Berlin ★★★

Daniel Barenboim plays Beethoven Sonata No. 8 Op. 13 (Pathetique)

Beethoven Sonata No 14 'moonlight' Daniel Barenboim ★★

Beethoven | Piano Sonata No. 17 in D minor, "The Tempest" | Daniel Barenboim ★★

Mozart Piano Sonata No 16 C major K 545 Barenboim

Daniel Barenboim, Mozart Sonata in C Major, K,330 . Teatro Colon 

Mozart Piano Sonata no. 5 in G major, kv. 283 - Daniel Barenboim 

Barenboim & Argerich : Mozart Sonata for Two Pianos, K.448 ★★

Schubert - Der Leiermann - Thomas Quasthoff / Daniel Barenboim ★★

Anne-Sophie Mutter, Daniel Barenboim, Yo-Yo Ma – 

     Beethoven: Triple Concerto in C Major, Op. 56 No. 2 ★★

Schubert Piano Quintet D667 The Trout Jacqueline du Pre, 

     Daniel Barenboim, Itzhak Perlman, Pinchas ★★

是非追加検索ください。

演奏家追加情報 1952年にウィーンとローマにおいて、ピアニストとしてのヨーロッパ・デビューを果たす。欧州、米国、南米、豪州、極東の各地で定期的に演奏会を行う。彼は既に21歳でベートーヴェンのピアノソナタ全32曲を公開演奏している。ピアニストとしての名声を確固たるものとした後、1966年からイギリス室内管弦楽団とモーツァルトの交響曲録音を開始し指揮者デビューを果たす。1970年代からは、欧米各地の交響楽団から指揮者として招かれる。1975年から1989年までパリ管弦楽団音楽監督に就任しドイツ・オーストリア音楽や現代音楽を積極的にとり上げるが、同楽団の低迷を招いたとマスコミから攻撃されるなど、評価は必ずしも芳しくなかった。しかし、フランス物に偏らないプログラムを演奏したり、団員と積極的に室内楽を演奏するなど、良くも悪くもフランスのオーケストラだった同楽団をよりインターナショナルな団体へと脱皮させたのはバレンボイムの功績といえる。


「 Barenboimの手許リスト」です。
別途ピアニストとしてのアルバムもいくつかある様です。


Symphony No. 7 (Proms 2012)」です。
大好きなNo.7を選んでみました。3,5,6,9も揃っています。

「Beethoven Piano Concerto # 4」です。
指揮とピアノ演奏をこなしたアルバムです。

「Itzhak Perlman – Beethoven: Violin Concerto」です。
Vnはパールマン、ベルリンフイル

「Beethoven: Triple Concerto」です。
指揮とピアノはBarenboim


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