日曜日の古典落語(第102回) 九州吹き戻し&紙屑屋

今週の古典落語は「九州吹き戻し」と「紙屑や」を選んでみました。今日の2席を選ぶにつけ、少し時間がかかりました。「九州吹き戻し」は今回,手許に1枚ありました。談志以外に演じている人がいないのので、随分探しましたが、見つかりません。大ねたですが、談志門下はやるだろうと、探しても、CD化されていないようです。この噺は、寄席でなく、スタジオ録音盤ですが、噺家はスタジオ録音盤の方が出来が良いようです。
 次に、聴いてみたい、「鼻欲しい」という、題材を選んでみました。談志、志ん朝の噺があるはずですが、こちらは結局、二人ともみつかりませんでした。上方で「鼻狂歌」という題材でありました。
 止む終えず、「紙屑」を選んでみました。こちらは、古い師匠の演じている作品がなく、若い人の演じているものがいくつかみつかりました。
志ん生、小さん、円生、馬生、談志、志ん朝、小三冶の順に演目を選ぶには、そろそろ、限界のようです。さすがに250席近くなると、解説書に有ってもCD化されておらず、CD化されていても、廃盤となっており、Youtubeでも、検索できない、演目が多くなります。
 東西共通の演目から、上方のみの演目も考える時期でしょうか?.やはり検索に時間がかかるようになってきました。 少し、苦労して、選びましたが、2席とも、面白い演目です。是非、お試しください。来週の2席は少し、時間を掛けて検索する予定です。

今週の古典落語
日時 2018・8・19
ジャンル 落語
音源 Youtube
演題 九州吹き戻し 紙屑カミクズ
演者 立川談志
分類
出典
その他演者名
推薦本 落語読本 矢野誠一 311 落語読本 矢野誠一 41
落語CD&DVD名盤案内NA 落語CD&DVD名盤案内NA
演題コメント 江戸エドから、熊本クマモトナガれて、苦労クロウしてためたカネフネ江戸エドモドろうとするモト幇間ホウカン、三日目の夜明けに打ち上げられたのが、薩摩(さつま)の桜島。江戸までは四百里、熊本からは二百八里。帰りを急ぎ過ぎたため、百二十里も吹き戻されたというおハナシ 道楽していた若旦那が行かされた先は町内の紙屑屋(現在で言うところの古紙回収業)。早速いろいろとアドバイスを受け、主が出かけている間に紙の仕分けをやらされる事になった。早速仕事をやり始めるが、道楽していた頃の癖が抜けずに大声で歌いだしてしまいなかなか捗らない。挙句の果てには、誰かが書いたラブレターを見つけて夢中になって読み出してしまった。

珍しい演題で、いい噺です。

故円楽門下の筆頭、これから期待大

コメント

このブログの人気の投稿

名作をYoutubeで聴く(29) 山本周五郎&松本清張の作品を聴く

名作をYoutubeで聴く(30) 藤沢周平&乃南アサの作品を聴く

名作をYoutubeで聴く(36) 新田次郎作品を聴く