続自由時間のクラシック〔597〕名ピアニストのJean-Marc Luisadaを聴く

 今日の続自由時間のクラシックはチュニジア出身で、フランスに移住したショパン弾きで、有名な「Jean-Marc Luisada」のアルバムをいくつか選んで聴いてみることにします。Youtubeではルイサダ教授の講習会(仏語で講義)のアルバムは数多く、揃っているのですが、実際に楽曲を視聴できるアルバムは限定された結果となりました。

 珍しいケースでこのクラスのピアニストですと、積極的にPRするはずですが、著作権の関係で、Youtubeに投稿されている、アルバム数が、非常に少なく、検索とリストアップに時間を要しました。結果的には手許のアルバムの方が多い様でした。それでも、何とかトピックスも活用して、検索してみました。結果は下の表の通りでした。

 検索結果では指南書の推すアルバムは不充分ですが、手許と合わせると、何とか揃った様です。近くCDショップでの購入や、図書館でも借りることができるはずです。ショパンのお好きな方は是非、リストを揃えてはいかがでしょうか。

 「人となり」をいくつかピックアップしますと、「ソリストとして独り立ちするため、コンクールに挑戦する日々が続く、1983年(出典によっては1980年)にはイタリアのミラノ、スカラ座で開かれた若手ピアニストのためのディーノ・チアーニ記念コンクールで2等賞を受賞した。おおむね5年ごとにワルシャワで開催されるショパン国際ピアノコンクールには、1980年(第10回)と1985年(第11回)の2回、挑戦している。22歳で挑んだ1980年のコンクールは不本意な成績で終わった。ルイサダ自身の言葉によると「そのときの話はしないで。もう忘れたい、おぞましい記憶なんだから(笑)」とのことである。

「当時はまじめな風貌で没個性的であり、演奏もまた没個性的であったというのが後の自己評価である。ルイサダはまず、外見から自分を変えることを始め、猛練習を積み重ねた。1985年のショパン・コンクールでは5位に入賞した。」とあり、ルイサダはショパンコンクールでは優勝したピアニストではない様でした。

 日本にも何度かこられており、「1984年に初めて日本を訪れた。ルイサダは、このときの異文化体験が自身にとって革命的な出来事であり、自己を劇的に変革するきっかけになったとしている。」と有りました。2020年にも来日を予定されていましたが、ご家族の健康上により、キャンセルされています。

今日は手許のアルバムから「サテイ・プーランク曲集」を聴きながら、ブログをまとめましたので、検索できたリストから「Chopin : Piano concerto no. 1」、「CHOPIN The 4 Scherzos」、「グリーグ:ピアノ協奏曲」と「Poulenc: L'Histoire de Babar - 1」の4点に厳選して、聴いてみることにします。マズルカは全曲聴けそうです。是非トライください。

今日のお勧め曲

公開日 2022・3・23

演奏家名 Jean-Marc Luisada

読み ジャン=マルク・ルイサダ

音源 Youtube

出生地:                                                        チュニジアビゼルト→ フランス

生年 1958年6月

死亡:

分類 鍵盤楽器奏者

知名度 名ピアニスト

レコ芸500 2017&200CDピアノとピアニスト の推薦曲

ショパン ピアノソナタ第3番

ショパン マズルカ全集

ショパン ワルツ

プーランク 象のハバール

サテイ、ヴェクサシオン、3つのグノシェヌ

シューマン ピアノ協奏曲

シューマン謝肉祭

レコ芸500シリーズでは計7点推薦

人となりウキペデア他より ジャン=マルク・ルイサダ(Jean-Marc Luisada, 1958年6月3日 - )は、チュニジア生まれ、フランスのクラシック音楽のピアニスト。レパートリーは特にショパンを中心としたロマン派[3]、その他にはモーツァルト、ハイドン、ベートーヴェン等[4]。1985年のショパン国際ピアノコンクールで5位入賞。2005年に日本のテレビ番組「NHKスーパーピアノレッスン-ショパン編」(NHK教育テレビ)に講師として出演し、好評を博した。

推薦図書

レコ芸500 2017 音楽之友社 (最新版・名曲名盤)◎

200CDピアノとピアニスト 立風書房 ◎

200CD ピアノの秘密 立風書房◎

クラシック不滅の名盤2007 音楽之友社

名盤鑑定百科 各編 吉井著

ピアノの名曲・名盤1053 音楽之友社

私だけのクラシック、宮城谷

手許CD(約25) 詳細は下記参照ください。

Youtube検索結果より 

視聴回数の多い、短い曲抜粋

F. Chopin : Piano concerto no. 1 op. 11 in E minor - 1st. mov (1/2). (Luisada) ★★

Cours de piano - Nocturne en do# mineur op.posth de Chopin

F. Chopin : Concerto no. 1 

Chopin

Tandem Chopin/Luisada

Chopin / Sand: Feu Sacre

Chopin: Piano Works ★★★

ショパン:ピアノ協奏曲第1番③

ショパン:総集編 ★★★

ショパン:ノクターンop27 2

ショパン:スケルツォ第2番

ショパン:幻想曲 ★★★

LUISADA plays CHOPIN The 4 Scherzos (1988) ★★

ショパン: 《17のワルツ》 ジャン=マルク・ルイサダ 1990

ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 作品22 ルイサダ 2010

ルイサダとルービンシュタイン/マズルカ集 ★★★(必聴)

その他

Jean-Marc Luisada, concerto "Jeunehomme" de Mozart 2020 01 12 

                Luisada Mozart DVD Live

Piano Sonata in B-Flat-Major, D. 960: I. Molto moderato

Satie: Gnossiennes - No. 1 Lent ★★★

グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 作品16 ルイサダ, トーマス 1993 ★★

Poulenc: L'Histoire de Babar - 1 ★★

Jean-Marc Luisada - Grande valse brillante en mi bemol majeur, Op.18 (Audio)

サティ:ピアノ・ワークス 他 ★★★ (必聴)

グラナドス:ピアノ組曲《ゴイェスカス》 ★★★

ミックスリスト - ジャン=マルク・ルイサダ ★★★

演奏者追加情報

 13歳から3年間ロンドン、その後はパリ音楽院で学ぶ、来日した折、コンサータト会場で 「私にとってショパンのマズルカを弾くことはロマン主義の真髄を旅することであり、彼の幻想曲を弾くときも同様で、感情の間を行き来する感じ」だそうです。ショパンのマズルカ(1990年演奏)ははずせない、秀作です。是非お試しください。

「Luisadaの手許リスト」です。25点は揃っているようで、
珍しく、Youtubeにないアルバムもあるようです。

「Chopin : Piano concerto no. 1 op. 11」です。
2/2もあり全曲聴けます。

「 CHOPIN The 4 Scherzos」です。こちらもいかがですか。

「グリーグ:ピアノ協奏曲  作品16」です。初めて聴くことになります。

「Poulenc: L'Histoire de Babar」です。
このアルバムでサテイ作品もいくつか聴けます。

追記 
このブログでは現代を代表する、世界的な指揮者、演奏家、室内演奏楽団の演奏アルバムを順次ご紹介しています。膨大な量となりますので、当面、毎週、指揮者2、鍵盤楽器2、弦楽器1の構成で進めております。適宜、有名な管楽器奏者、声楽家、室内楽団を織り交ぜて、ご紹介してまいります。Youtubeに投稿されているアルバムですので、コピー&ペーストしていただければ、視聴が可能です。視聴回数を目安にして、名曲・名盤をお楽しみください。

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