日曜日の古典落語(第116回) 松曳き〔粗忽大名)& 饅頭こわい

 今週の古典落語は「松曳き」と「饅頭こわい」を選んでみました。「松曳き」は粗忽大名とも言われる噺で、いくつかある、粗忽ものを代表する、噺でしょうか、粗忽長屋、粗忽の使者もあり、落語の中ではあわてものの噺は尽きないようです。
「饅頭こわい」は落語を知る人はよくご存知の演目でしょうか、酒の好きな人が、「酒が怖い」と称するくらい、この噺が持ち出されます。有名な噺だけに、東西に多くの名演が残っています。
 今日の古典落語は一人、一演目を選ぶとすれば「松曳き」は談志、「饅頭こわい」は枝雀はいかがでしょうか、本当は、所作が見れる映像つきがいいのですが、松曳きは音のみでした。どちらも、30分程の噺です。Youtubeで下の表の通り検索できました。 五代目小さんもはずせない語りです。2席とも愉しめます。筆者はこの2席とも、名前は良く、知っていましたが、聴くのは初めてでした。何人か是非お試しください。

今週の古典落語

日時 2018・11・25
ジャンル 落語
音源 Youtube
演題 マツき〔粗忽ソコツ大名ダイミョウ 饅頭マンジュウこわい
演者 立川タテカワダン 桂枝雀
分類
出典
その他演者名
推薦本

落語ラクゴ
読本ドクホン325
落語CD&DVD名盤案内370
落語ラクゴ読本ドクホン302
古今亭志ん生 滑稽コッケイばなし
古典コテン落語ラクゴCDの名鑑メイカン
演題コメント

粗忽者の大名と、その側用人による騒動を描いた噺 国表において御殿様姉上様、御死去の報告ホウコクをめぐる、粗忽ソコツな、主従シュジュウのやりり。切腹セップクモウけた大名ダイミョウアネのいないことにきずく。
仲間ナカマウチで、コワいものを披露ヒロウするカイで、いつもえらそうにしている、マツコワいものを仲間ナカマタズねられ、ダマして、饅頭マンジュウコタえる、饅頭したマツツギナニコワいとコタえたか?

まず、談志の語りをお試しください。

枝雀の演技つきがお勧めです。





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