日曜日の古典落語(第126回)小判一両&穴釣り三次

今週の古典落語は「小判一両」と「穴釣り三次」を選んでみました。今日の噺は手許の解説書に無い噺で、ウキペデア他にて、噺の概要をしりました。1時間を越えるはなしで、最近の落語番組で採りあげる機会がないのでしょうか。
東京落語の巨匠の二人だけの録音が残っています。youtubeで検索すると、小判一両」は2万回、「穴釣り三次」は4万回を超える視聴回数を得ています。どちらも長編、人情噺で、直系の志ん朝の名演を期待しましたが、ありませんでした。従って、この噺を聴ける唯一の録音のようです。
小判一両」は武士の情けの解釈の違いを考えさせる、人情噺で、情け掛けた事が仇になったという、噺、登場人物は曰くのある笊やと二人の武士と子供だけだが、園生の上手い語りが、登場人物の心情を上手く演じています。園生百席に入っている演題でした。
穴釣り三次」は紙問屋の娘の死にまつわる、金がカラム、人間模様、本当の悪は誰だろうか、捕らえてみれば、男の弟だった。なぜか、殺した男は遠島で済み、放免され、仏門に入るという、人情味のある噺でした。昔のお寺の作男には修行のため預けられた人が多かったようです、志ん生の語りで愉しめます。



今週の落語
日時 2019・2・10
ジャンル 落語
音源 Youtube
演題 小判コバン一両イチリョウ 穴釣り三次
演者 六代目三遊亭園生 古今亭ココンテイショウ
分類
出典
その他演者名
推薦本 落語CD&DVD名盤案内NA 落語CD&DVD名盤案内NA
落語ラクゴ読本ドクホンNA 落語ラクゴ読本ドクホンNA
演題コメント ウキペデアほかより 落語ラクゴのネタを作家サッカ依頼イライしてツクられたメズラしい長編チョウヘンのおハナシ、Youtubeで2マンカイチカ視聴シチョウ回数カイスウている。含蓄ガンチクのあるハナシで、ジョウアダになる、ドモタコ発端ホッタンからす、人間ニンゲン模様モヨウエンショウのみのカタりがノコっている。 非常ヒジョウ不思議フシギ殺人サツジン事件ジケンがねたのハナシで、カミ問屋ドンヤムスメシタオトコ、旦那の計らいで、養子先を探す目的でオトコテラハイる、ほれたムスメミセカネオトコうが、途中トチュウテラオトコオトココロされる、つかって、ハジめて、コロしたオトコが、娘が慕う男のオトウトる。普通フツウクビだが、なぜか遠島エントウんだというハナシ


六代目園生の名演です。

長い噺で上下に分かれていますが、通しで愉しめます。

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